シンガプーラあるあるを探しているあなたは、きっとこんな経験をしたことがあるのではないでしょうか。
「世界最小クラスの妖精猫って聞いてたのに、うちの子、なんか犬みたいにべったりなんだけど…これって普通?」
そうなんです。シンガプーラあるあるの中でも特に多いのが、この「思ってたのと違う!」というギャップの話です。
ペットショップのポップには「声が小さく、穏やかで、マンションでも飼いやすい猫」なんて書いてあったりする。
でも実際に迎えてみると、トイレにもお風呂にもついてくるし、ボールを投げたら持ってくるし、名前を呼んだら返事をするし…。
「あれ、この子って猫だよね?」と思わず確認したくなる場面が、日常にあふれているはずです。
一方で、そんなシンガプーラが初めて膝の上で眠った日のこと、落ち込んでいたら静かに寄り添いに来てくれた瞬間のことを、飼い主さんたちは誰もが鮮明に覚えています。
笑えるエピソードと、じんわりと胸が温かくなる感動の瞬間。その両方が、シンガプーラとの暮らしの醍醐味です。
この記事では、シンガプーラあるあるを爆笑編・感動編・本音の欠点編と合わせて20選でご紹介します。
「うちだけじゃなかった!」という発見が、きっとたくさんあるはずです。
- シンガプーラが「犬みたい」と言われる理由と、その具体的な行動の数々
- 猫が心を許したサインとして行動学的に裏付けられている感動エピソード
- 「うるさい」「べったり」といった欠点の実態と、飼い主が笑って折り合いをつけた理由
- 一番なつきやすい猫と言われるシンガプーラの、人への依存度が高い理由
シンガプーラあるある「爆笑編」…犬みたいすぎる日常に笑わずにいられない10選
まずは「これ、うちだけじゃなかったのか!」と思わず声に出してしまう、爆笑必至のあるあるを10個ご紹介します。
シンガプーラの「犬みたい」な行動のほぼ全てが、ここに集まっています。
① トイレにも風呂にもついてくる…「プライバシー」という概念がない件
シンガプーラを飼っている人なら、おそらく全員がうなずくあるあるの筆頭がこれです。
トイレのドアを閉めた瞬間、ドアの下のわずかな隙間から小さな前足が差し込まれ、必死に「開けろ」と要求してくる。
少しでも隙間を開けておこうものなら、即座に侵入してきて膝の上に乗り、喉をゴロゴロ鳴らしながら満足そうにしている。
結果として、飼い主はトイレが終わっても猫が満足するまで立ち上がることができず、足が痺れるという事態が日常化するわけです。
お風呂ではさらに事態が深刻で、湯船のふちまでやってきて「なぜ水の中にいるのか、早く出ろ」と説教するかのように鳴き続けます。
最悪の場合、バランスを崩しながらも飼い主の肩に乗ろうとするため、入浴がのんびりできる時間から緊張感漂う攻防戦へと変貌します。
なぜここまでついてくるのか?
これは「ベルクロキャット(マジックテープ猫)」と呼ばれるシンガプーラの最も顕著な特徴の一つです。
動物行動学的に見ると、猫の追従行動は幼少期における母猫への愛着行動の延長として説明されます。
一般的な猫種では成猫になるにつれて独立心が育ちますが、シンガプーラはこの愛着行動が成猫になっても強く残存する傾向があります。
飼い主を「究極の安全基地」と認識しているため、物理的な接触や近接性を保つことで自分の安心感を保とうとするのです。
閉鎖空間(トイレ・浴室)でドアを閉められることは、シンガプーラにとって「安全基地との強制切断」に等しい体験です。
だからこそ、あの必死な前足が生まれます。迷惑なようで、よく考えると切ない話でもあります。
② ボールを投げたら持ってきた…「この子、本当に猫だよね?」
ある日、何気なく丸めたアルミホイルを投げてみたら、犬のように咥えて足元に持ってきた。
最初は「賢い!かわいい!」と感動して何度も繰り返すうちに、次第に猫の要求がエスカレートしていく…。
深夜に寝ている飼い主の顔の上に濡れたおもちゃを落として「投げろ」と催促する。
無視すると鼻先でツンツン小突いてくる。
気づけば飼い主の腕が筋肉痛になるまで終わらない「終わりのないフェッチ地獄」の完成です。
フェッチ行動が生まれる仕組み
フェッチ(持ってくる)行動は一般的に犬に特有の遊びとして知られていますが、特定のアクティブな猫種においては自然発生的に観察されます。
シンガプーラは非常に筋肉質でしっかりとした体つきを持ち、小柄ながらも優れた運動能力を有しています。
「獲物を捕らえて安全な場所(飼い主の元)に持ち帰る」という狩猟本能と、「おもちゃを持っていくと飼い主がまた投げてくれる」という報酬学習が結びついた結果として、この行動が定着します。
シンガプーラにとってフェッチは「遊び」ではなく「会話」です。
一緒に楽しんでくれる相手を求めているという意味では、こちらが疲れるまで付き合ってくれる最高の遊び相手とも言えます。
③ 作業中に体を張って画面を塞いでくる…「私を見てよ!」が止まらない
在宅ワーク中にパソコンを開いていると、モニターと顔の間に陣取るのは日常茶飯事です。
さらにエスカレートすると、タイピング中の手の上に顎を乗せて動きを封じてくる。
Web会議中に突然カメラの前に乱入して画面いっぱいに顔を映す、という荒業も珍しくありません。
仰向けに寝転んでスマートフォンを見ていると、胸の上に乗ってきてスマホと顔の間に無理やり頭をねじ込んでくる。
それでも画面を見ようと腕を伸ばすと、最終的に猫パンチでスマートフォンを床に叩き落として、強制的に目を合わせさせます。
困ったことに、会議中に乱入した場合は相手から「可愛いですね」と場が和んでしまうため、飼い主は本気で怒ることができないのです。
これもシンガプーラあるあるの一つです。
これも「愛情表現」だと知っておくと少し楽になる
猫は飼い主の視線や注意がどこに向いているかを正確に把握する能力を持っています。
飼い主の注意が自分以外の無生物(画面)に向かっていると認識すると、強い嫉妬心から意図的に飼い主の視界に自分の身体を介入させます。
シンガプーラはこの「アテンション・シーキング(注目欲求)」が極めてストレートで、諦めることをほぼ知りません。
④ 家族の中でなぜか”推し”が一人だけ…無視された側がひそかに傷つく問題
家族全員でシンガプーラを迎えたにもかかわらず、猫が明確に特定の一人にだけ懐いている。
そして選ばれなかった家族メンバーが「なんで私じゃないの…」とひそかに傷ついている。これも多くのシンガプーラ飼い主の家庭で起きている、リアルなあるあるです。
シンガプーラは家族の中で「自分を最も長く時間を共有してくれる人」や「自分が最も安心できる人」を見極め、その人物に対して深い一対一の愛着を形成する傾向があります。
これを「ワンマン・キャット」的な性質と呼ぶこともあります。
選ばれた飼い主にとっては無上の喜びですが、選ばれなかった人が猫を撫でようとすると逃げていく場面を目撃した場合、その光景は少々切ないものがあります。
ただし、時間をかけて信頼を積み重ねた先には、シンガプーラは新しい「推し」も認定します。
焦らず関係を築くことが大切です。
⑤「チリリ」って鳥みたいな声で返事をした…これ、うちだけじゃなかった
名前を呼んだら「ニャー」ではなく「クルル」「プルル」「チリリ」という、口を閉じたまま喉の奥で鳴らすような不思議な声が返ってきた経験はありませんか。
まるで鳥のさえずりのようで、初めて聞いたとき「え、今なんて言った?」と二度見(二度聞き?)した飼い主さんも多いはずです。
「クリルトーク」と「チャタリング」の違いを知ろう
| 発声の種類 | 音の特徴 | どんなときに出る? |
|---|---|---|
| クリルトーク(Trilling) | クルル・プルル・チリリ(口を閉じる) | 挨拶・嬉しいとき・飼い主への相槌 |
| チャタリング(Chattering) | カカカ・ケケケ(顎を震わせる) | 窓の外の鳥や虫を見たとき |
| ミャオ(Meow) | ニャー・ナァ(口を開けて発声) | ご飯・ドアを開けてほしいとき |
クリルトークは、母猫が子猫を呼ぶ際や、親しい仲間同士の挨拶に使われる「親愛の情を示す音声信号」です。
飼い主に対してこの発声をするということは、あなたを「信頼できる大切な存在」と認識している証拠とも言えます。
名前を呼ぶたびに「クルル」と返事が返ってくる生活は、やみつきになる可愛さです。
ちなみに「チリリ」「カカカ」という声は窓の外の鳥を見たときに出るチャタリングと混同されることがありますが、状況が全く異なります。
飼い主と目を合わせて出す声と、鳥を見て出す声は別物です。
シンガプーラが心を許したとき…飼い主だけが気づく感動の10選
笑えるあるあるの次は、じんわりと胸が温かくなる感動のエピソードです。
「猫が心を許したサインは?」と気になっている方にも、ここで紹介する10個のあるあるはきっと参考になるはずです。
⑥ お腹を見せてぐっすり眠り始めた…「信頼してもらえた」と気づいた日
ある朝、ソファで横になっていたシンガプーラが、いつの間にかお腹を完全に上に向けた「ヘソ天」姿勢でぐっすり眠っていた。
その瞬間に「あ、この子は私のことを本当に信頼してくれているんだ」とはっきりと感じた、という経験をお持ちの飼い主さんは多いのではないでしょうか。
お腹を見せる行動が「信頼の証」である理由
猫の腹部には重要な内臓が集中しており、骨格による物理的な保護が最も少ない「最大の急所」です。
野生下や緊張状態にある猫は、外敵に対して即座に反撃・逃走できるよう、四肢を床につけた伏せの姿勢で休息をとります。
その最も無防備な部分を上に向けて無防備な状態で眠れるということは、「ここは完全に安全な場所であり、あなたは私に危害を加えない」という絶対的な安心感と信頼の証明です。
ヘソ天で眠るシンガプーラは、あなたのそばを「この世で一番安心できる場所」と認定しています。
⑦ 泣いていたら膝に乗ってきた…この子、本当に空気が読める
仕事でひどく落ち込んでいた夜、ひとり泣いていたら、普段はあまり近づいてこないシンガプーラが静かにやってきて膝の上に乗った。
何も言わず、ただそこにいてくれた。その温もりで、少し楽になった気がした。
こういった経験を語る飼い主さんは、決して少なくありません。
猫は本当に「感情」を読んでいるのか?
猫は人間の表情・声のトーン・行動の微細な変化を読み取る能力に長けています。
飼い主が落ち込んでいる際には、普段と異なるストレスホルモンの匂いや行動パターンの変化を感知します。それに対して体を擦り付けたり(スリスリ行動)、静かに寄り添うことは、仲間に対する宥め行動や情動伝染(共感に近い反応)として動物行動学の観点からも解釈されています。
「空気が読める猫」というのは気のせいでも思い込みでもなく、行動学的な根拠のある事実です。
シンガプーラは特に人間への感受性が高い猫種として知られているため、こういった場面での寄り添いがより頻繁に報告されています。
⑧ 帰るたびに玄関で待っていた…「犬より犬らしい」という矛盾が愛しい
帰宅してドアを開けると、玄関に座って待っているシンガプーラ。
最初は偶然かと思っていたが、毎日続くことで「この子、ちゃんと私の帰りを待っている」と確信した、というあるあるも多く聞かれます。
猫は人間よりもはるかに広帯域の音域を聞き取る高度な聴覚能力を有しており、特定の足音・車のエンジン音・鍵の開く音を飼い主の帰宅と結びつける優れた連合学習能力を持っています。
「犬がお出迎えする」というイメージを良い意味で覆してくれる、シンガプーラらしい愛情表現です。
犬のようなお出迎えは、犬ならば習性として「当たり前」ですが、猫がそれをするとなると、飼い主への特別な愛着がなければ起こりません。
その意味で、玄関での待機は愛情の証明としてより価値が高いとも言えます。
⑨ はじめて膝の上で眠った日…「懐いた」と確信した瞬間
シンガプーラを迎えてから数週間が経ったある日、ソファに座ってテレビを見ていたら、いつの間にか膝の上で眠っていた。
「あ、懐いてくれた」と実感した、あの瞬間を覚えていますか。
膝の上で眠ることは、猫にとって「この人間は安全だ、快適だ、この人のそばで眠っても危険がない」という総合的な信頼判断の結果です。
特にシンガプーラのような人間への依存度が高い猫種にとって、膝上睡眠は日常的な行動になっていきます。
慣れてしまうと当たり前に感じるかもしれませんが、最初にそれが起きた瞬間は、飼い主にとって忘れられない思い出になるはずです。
「子猫が懐いた証拠」としてよく見られる行動一覧
| 行動 | 信頼レベルの目安 | 出やすい時期 |
|---|---|---|
| 近くで座って見てくる | ★★☆☆☆ 初期の興味 | 迎えてすぐ〜1週間 |
| スリスリしてくる | ★★★☆☆ 仲間として認識 | 1〜2週間 |
| クリルトークで返事をする | ★★★★☆ 好意的に認識 | 1〜3週間 |
| 膝の上で眠る | ★★★★★ 完全な信頼 | 2週間〜1ヶ月 |
| ヘソ天で眠る | ★★★★★ 絶対的な安心感 | 個体差あり(数週間〜数ヶ月) |
⑩ 目を細めてじっとこちらを見てくる…スローブリンクの意味を知った日
ふと気づくと、シンガプーラがこちらをじっと見ている。
目が合ったと思ったら、ゆっくりと目を細めて、またパチリと開いた。
「何か怒ってる…?」と思ったのは最初だけで、あれが「キャット・キス」と呼ばれる愛情表現だと知ってからは、毎回ドキドキするようになった。
「スローブリンク」は科学的に認められた愛情表現
猫同士、あるいは猫と人間の間における「ゆっくりとした瞬き(スローブリンク)」は、ポジティブな情動状態を示すサインです。
猫の対象への凝視(瞬きせずにじっと見つめること)は、狩猟時の集中や威嚇のサインとされます。
反対に、目を細めたりゆっくり瞬きをする行動は「あなたに敵意はない、リラックスしています」という平和的な意図を伝えるコミュニケーションです。
英国サセックス大学の研究チームによるスタディでも、人間が猫に対してスローブリンクを行うと、猫がスローブリンクを返す可能性が高まり、さらに人間に近づいてきやすくなることが示されています。
飼い主からスローブリンクを返してあげると、シンガプーラはさらに目を細めます。
この静かな愛情の交換を、ぜひ試してみてください。
シンガプーラの「欠点ってなに?」…飼い主が苦笑いで頷くあるある
最後は少し正直な話をします。シンガプーラには確かに「飼いにくい」と感じる瞬間があります。
ただ、それを「後悔」として語る飼い主はほとんどいない。
その理由が、このセクションのあるあるを読むとわかるはずです。
「うるさい」って本当?…要求鳴きに怒れない飼い主のあるある
「シンガプーラの欠点は何ですか?」という質問で最もよく出てくるのが、この「鳴き声問題」です。
シンガプーラは一般的に「声が小さく静かな猫」として紹介されることが多いのですが、実際に飼ってみると「思ったより鳴く」と感じる飼い主が少なくありません。
「静か」と「うるさい」の矛盾はここから生まれる
シンガプーラの声帯の物理的な音量は確かに小さめです。
世界最小クラスのコンパクトな体格ですから、シャム猫やベンガルのような部屋中に響き渡る声ではありません。
しかし「声が小さい」ことは「鳴かない」ことを意味しません。
問題は「鳴く頻度」です。社交的で人間に強く依存するシンガプーラは、自己主張が強く、人間に対して多くのことを要求します。
そのため起きている間中ひっきりなしに話しかけてきます。
一回の声は小さいのに、精神的にはかなり賑やかという現象が起きるわけです。
飼い主の体験談には、こんなエピソードがあります。「ペットショップに声が小さいと書いてあったのでお迎えしたが、立ち上がるたびに『クル?』『ニャッ』と話しかけてくる。
可愛いのだが、一人暮らしの静寂な時間は完全に消滅した」という声は、実に多くの飼い主から聞かれます。
「うるさい」というより「おしゃべり」と表現した方が正確で、実際のところ怒れる飼い主はほとんどいません。
なぜなら声のトーンがかわいすぎるからです。
これもシンガプーラあるあるの一つです。
「うるさい」と感じやすい3つの状況
| 状況 | 具体的な行動 | 飼い主の本音 |
|---|---|---|
| 要求鳴き | ご飯・遊び・構ってほしい時に諦めずに鳴き続ける | 「しつこいけど声がかわいいから許せる」 |
| 分離不安 | 別室のドアを閉めると悲痛な声で鳴き続ける | 「在宅ワーク中が一番困る」 |
| 早朝の催促 | 朝4時頃から顔の横で規則的に鳴き続ける | 「目覚まし時計より正確でしつこい」 |
べったりで”自分の時間”が消えた…でも離れると寂しい、この矛盾
シンガプーラを迎えてしばらくすると、多くの飼い主が気づきます。
「自分の時間が、ない」という事実に。
料理中も足元にまとわりつく。掃除中も離れない。
在宅ワーク中は先ほど紹介した通り。
そのうえ、お風呂でゆっくりしようとしても、外から「早く出ろ」と鳴かれる。
ふと気づけば、1日のあらゆる場面に猫が介入している。
これがシンガプーラの欠点として語られることのある「べったりしすぎる問題」の実態です。
「飼いにくい」から「飼いたくてたまらない」へ変わる瞬間
多くの飼い主がこう言います。
「最初は正直、少し疲れた。でも、ある日の買い物から帰ってきたら、脱ぎ捨てたスリッパに顔を埋めて匂いを嗅ぎながら眠っていた。その瞬間、全てが腑に落ちた」と。
この小さな命には、世界に飼い主しかいない。その事実に気づいたとき、「べったり」は欠点ではなく愛情の深さそのものに見えてくるのです。
諦めて猫を肩に乗せたまま料理や掃除をする「猫オンブ・スタイル」を編み出し、それが日常になった頃には、肩に重みがないと逆に落ち着かなくなっている自分に気づく飼い主も少なくありません。
シンガプーラの欠点の大半は、「この子にとって世界は飼い主だけ」という愛情の裏返しです。
それを理解した上で迎えると、毎日がまるで違って見えてきます。
ただし、分離不安の強さや独占欲の激しさに不安を感じている方には、より詳しい情報としてこちらの記事も参考になります。
→ シンガプーラを飼って後悔する7つの理由|後悔しないための5つの心構え


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