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ラガマフィンの値段相場|激安な猫を選んで大丈夫?後悔しない選び方

ラガマフィン

ペットショップやブリーダーサイトでラガマフィンを調べていると、同じ猫種なのに10万円台から30万円超まで値段がバラバラで、「この差はいったい何なの?」と頭を抱えた経験がある方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ラガマフィンの値段相場をペットショップ・ブリーダー・譲渡ルート別に整理しつつ、激安な個体が生まれる仕組みとそのリスク、そして生体価格だけでは見えない初期費用や生涯費用の全貌までを、データをもとに解説します。

ラガマフィンを迎える前に知っておくべき「お金の現実」を、包み隠さずお伝えします。

  • ラガマフィンの値段相場と、ペットショップ・ブリーダー・譲渡での価格差の理由
  • 激安・売れ残り個体に潜む3つの危険サインと見極め方
  • 初期費用から生涯費用(約325万円)までの具体的な試算
  • 後悔しないブリーダー選びの4つのチェックポイント

ラガマフィンの値段は平均いくら?なぜこんなに差があるの?

ラガマフィンの値段には、明確な「層別化」があります。

同じ猫種でも生後2ヶ月の個体と生後8ヶ月の個体では価格が3倍近く違うことも珍しくありません。

まずはその全体像から把握しましょう。

価格ティア価格レンジ(税込)主な特徴
プレミアム層25万〜35万円生後2〜3ヶ月、ショータイプ候補、希少カラー
スタンダード層15万〜24万円生後3〜5ヶ月、健康状態良好、ブリーダー直販の主力帯
エコノミー層10万〜14万円生後6ヶ月以上の月齢経過個体、または繁殖引退猫

ペットショップ・ブリーダー・譲渡で値段はどう変わる?

ラガマフィンを購入する経路は大きく3つあり、それぞれ価格帯と含まれるサービスの内容がまったく異なります。

同じ月齢・同じ毛色でも、どこで購入するかによって支払う金額は数万円単位で変わることを最初に知っておくべきです。

ペットショップの場合

ペットショップでのラガマフィンは、一般的に20万〜40万円前後で販売されています。

生体価格には店舗の家賃・人件費・ブリーダーへの仕入れ費用が乗るため、ブリーダー直販より割高になる傾向があります。

その分、アフターサポートや保証が充実しているショップも多く、猫を初めて迎える方には安心感というメリットがあります。

ただし、ラガマフィンはもともと流通量が少ない猫種です。

同根の品種であるラグドールの登録数が356件なのに対し、ラガマフィンは47件と約7分の1に留まっているというデータがあり、希望する毛色・性別・月齢の個体と出会える機会は限られています。

ブリーダー直販の場合

ブリーダーからの直接購入は、15万〜30万円台が相場の中心です。

中間マージンがかからない分、ペットショップより実質的に安くなるケースが多くあります。

さらに、多くのブリーダーが「生後6ヶ月まで生命保証」「初回フードのお土産」「無料ペット保険付き」といった付帯サービスをパッケージとして提供しており、それらを金銭的価値に換算すると数万円相当になることもあります。

ブリーダーによっては、譲渡前に去勢・避妊手術を済ませて価格に含めてくれる場合もあります。

通常2.5万〜5万円かかる手術費用が不要になるため、初期キャッシュフローの面で大きなメリットになります。

譲渡・里親募集の場合

里親サイトや個人間の譲渡では、3万〜6万円程度(ワクチン・医療費の実費のみ)で迎えられるケースもあります。

ただし、血統書がないケースも多く、遺伝子検査の有無が不明なことがほとんどです。

「生体価格が安い=トータルコストが安い」とはかぎりません

将来の医療費リスクをどれだけ許容できるかが、このルートを選ぶ際の判断基準になります。

毛色・性別・月齢で値段が変わるカラクリ

ラガマフィンの値段は、生体そのものの「希少性・人気度」によっても大きく左右されます。

毛色・性別・月齢という3つの軸を理解することで、同じ予算でも満足度の高い選択ができるようになります。

毛色による価格差

ラガマフィンは全毛色が公認されており、選択肢の幅が広い猫種です。

市場における需要は特定の毛色に偏る傾向があり、ラグドールを彷彿とさせるポイントカラーや、清潔感のあるブルー&ホワイト、華やかなシルバーパッチドタビーなどは高値がつきやすい傾向があります。

一方で、非常に珍しいカメオタビーのような希少色は玄人好みであるがゆえに一般市場では価値が伝わりにくく、長期在庫化して値下げされるケースも見られます。

「珍しい=高い」とは必ずしも言えないのが面白いところです。

性別による価格差

一般的に繁殖能力を持つメスの方が高価になると思われがちですが、ラガマフィンの市場では必ずしも「メス>オス」の図式は成立しません。

ラガマフィンのオスは成猫時に体重が8kgを超えることもあり、その堂々たる体格と甘えん坊な性格が大型猫ファンに強く支持されています。

顔立ちの良いオスは23万〜30万円台の高値を維持するケースも多くあります。

月齢による価値の減衰

価格に最も大きな影響を与えるのが月齢です。

生後2〜3ヶ月がブリーダーやショップにとっての「ゴールデンタイム」で、25万〜35万円という強気の価格が維持されます。

その後は週単位で市場価値が低下し、生後6ヶ月を過ぎると10万円台前半まで下落します。

これは供給側の事情(飼育スペース・維持コストの負担)が反映されたもので、価格が下がった個体がすべて問題があるわけではありません。

ただし、安さにはそれなりの背景があるということも、次のセクションで詳しく見ていきます。

なお、ラガマフィンは体が大きくなる分、キャットタワーやトイレなどの用品も大型猫専用のものが必要になります。

「大きさゆえの飼育コスト増」については、後述の費用試算のセクションで具体的に触れています。

ラガマフィンの値段が安すぎる…激安な猫には理由がある

「なんでこの子だけ10万円以下なんだろう?」と思ったことがある方は、直感は正しいです。

価格の安さには必ず理由があります。問題なく値引きしているケースと、リスクを抱えているケースを見分けることが、後悔しない選択の鍵になります。

「売れ残り値引き」と「繁殖リスク」は別物として見極めて

激安なラガマフィンが生まれる理由は、大きく2種類に分かれます。

混同して判断してしまうと、正直に値引きしている良心的なブリーダーを見逃し、リスクのある個体を掴んでしまう可能性があります。

正直な値引き:月齢経過による値下げ

生後6ヶ月を過ぎても譲渡先が決まらなかった個体は、ブリーダー側が飼育コストの負担を減らすために、利益を度外視してでも価格を下げることがあります。

この場合、健康状態に問題はなく、むしろ社会化が進んでいて落ち着いた性格になっている個体も多いです。

ブリーダーが価格を下げた理由を明確に説明でき、健康診断書や遺伝子検査の結果を開示してくれるなら、このタイプの値引きは飼い主にとってむしろチャンスといえます。

要注意な値引き:健康管理コストの省略

一方で、遺伝子検査や健康診断にかかるコストを省略することで、結果的に安い価格設定になっているケースがあります。

ラガマフィンは遺伝的背景(ペルシャやラグドールとの交配の歴史)から、HCM(肥大型心筋症)やPKD(多発性嚢胞腎)のリスクを持つ猫種です。

これらの疾患が発症した場合、治療費は生体価格をはるかに超える可能性があります。

生体価格の「安さ」を生涯コストで見ると、むしろ高くつくリスクを常に念頭に置いてください。

詳しくはラガマフィンの寿命と病気リスクの記事も参考にしてください。

ラガマフィンが「相場より安い」ときの3つの危険サイン

価格の安さに飛びつく前に、必ず確認すべきポイントがあります。

以下の3点のうち1つでも当てはまる場合は、慎重に判断してください。

危険サイン何が問題か確認方法
① 遺伝子検査(HCM・PKD)未実施将来の高額医療費リスクが未管理のまま検査結果の書面提示を求める
② 親猫を見せてもらえない飼育環境・健康状態・性格の遺伝が不明対面または動画での確認を依頼
③ 血統書が「後日発行予定」または不明瞭純血種としての信頼性が担保されない発行登録機関(TICA等)を確認

コストをかけて遺伝子検査を実施し、その結果を開示しているブリーダーの個体は、生体価格が数万円高くても、生涯の期待費用という観点では圧倒的に安上がりになる可能性があります。

「生体価格が高いブリーダー=ぼったくり」ではなく、「検査コストを正直に価格に反映しているブリーダー」という見方をするべきです。

ラガマフィンは購入後にいくらかかる?生涯費用を試算してみた

ラガマフィンを迎えるうえで、最も見落とされやすいのが生体価格以降のコストです。

大型猫・長毛種という2つの特性が、維持費をじわじわと押し上げます。

ここでは初期費用から生涯費用まで、できるだけ具体的な数字で見ていきます。

まず最初にかかる初期費用の内訳

生体を購入した日から、お金は次々と出ていきます。

「20万円用意すれば大丈夫」は大きな誤解で、生体代以外に最低でも10万円以上の余剰資金が必要です。

医療・法的義務に伴う必須費用

項目費用目安備考
混合ワクチン(初年度)1万〜1.5万円子猫期は免疫獲得のため2〜3回接種が必要
マイクロチップ登録1,000円〜1万円改正動物愛護管理法により義務化。名義変更手数料も必要
ウイルス検査・健診5,000円〜1万円猫エイズ(FIV)・猫白血病(FeLV)の検査。先住猫がいる場合は必須
避妊・去勢手術2.5万〜5万円生後6ヶ月前後で実施。メスは開腹手術のため高額
医療費合計約4万〜8万円ブリーダー物件で手術済みの場合は不要なことも

なお、2022年の改正動物愛護管理法によりマイクロチップ装着・登録が義務化されています。

詳細は環境省「マイクロチップの装着等について」で確認できます。

大型猫専用インフラの構築コスト

ラガマフィンの飼育で最も見落とされがちなのが、体が大きくなることによる「設備のアップグレード費用」です。

一般的な5,000円〜8,000円のキャットタワーは、支柱が細く台座が軽いため、成猫のラガマフィン(5〜9kg)が飛び乗った際に転倒するリスクがあります。

用品推奨スペック費用目安
キャットタワー支柱直径10cm以上、天井突っ張り型推奨1.5万〜4万円
大型トイレジャンボサイズまたはシステムトイレ4,000円〜8,000円
ハードキャリー耐荷重8kg以上のハードタイプ6,000円〜1.2万円
その他生活用品食器・ブラシ・おもちゃ等1万円程度
設備費合計 約3.5万〜6万円

生体代20万円+医療費5万円+設備費5万円+用品1万円=初年度の総額は約31万円が目安です。

これはあくまで標準的なケースの試算であり、個体の状態や選ぶ用品のグレードによって上下します。

年間の維持費は想像より重い…月いくらかかる?

購入後の維持費(ランニングコスト)は、2024〜2025年の物価上昇を受けて、かつてない上昇局面にあります。

ラガマフィンの「大型」「長毛」という特性は、このコスト上昇をさらに増幅させます。

アイペット損保が実施した「2025年版ペットの支出に関する調査」によると、回答者の約半数が「物価上昇による固定費の増加」を実感しており、年間支出が10万円以上増加した層も約1割に達しているとのことです(アイペット損保「2025年版ペットの支出に関する調査」参照)。

フード費:長毛大型種は食費もかさむ

ラガマフィンの成猫オスは体重が重く筋肉量も多いため、基礎代謝が高く、一般的な猫と比較して1.5倍〜2倍の食事量を必要とする場合があります。

被毛と関節の健康維持のためにオメガ3系脂肪酸やタウリンが強化されたプレミアムフードを選ぶと、月6,000円〜1万円、年間で約7.2万〜12万円の食費になります。

グルーミング費:長毛種の被毛管理は思わぬ出費

ラガマフィンの「シルクのような長毛」は、毎日のブラッシングが基本です。

自宅ケアが難しい場合はトリミングサロンを利用することになりますが、大型長毛種は基本料金が高く、シャンプー&カットコースで1.5万〜2.5万円が相場です。

年2回利用するだけで3万〜5万円の支出になります。

ペット保険・光熱費などのその他コスト

ペット保険の月額は0歳時で2,000円〜3,000円程度ですが、高齢になると月額5,000円〜1万円以上に上昇します。

また、ダブルコートの長毛種であるラガマフィンは高温多湿な日本の夏が苦手なため、5月〜10月は24時間のエアコン稼働が必須です。

電気代の上乗せも、現在の電力価格では無視できない金額になっています。

項目月額目安年間目安
フード・おやつ6,000円〜1万円7.2万〜12万円
ペット保険2,000円〜1万円2.4万〜12万円
トリミング(年2回)3万〜5万円
消耗品(砂・おもちゃ)2,000円〜4,000円2.4万〜4.8万円
予防医療・定期健診1万〜3万円
年間維持費合計 約15万〜37万円

15年間の生涯費用を試算してみた

アニコムの「家庭どうぶつ白書2024」によると、猫の平均寿命は14.5歳とされています。

ラガマフィンも適切な管理下では15年前後の寿命が期待できるため、ここでは15年モデルで生涯費用を試算してみます。

ライフステージ期間年間平均コスト主な支出要因
成長期(0〜1歳)1年間約35万円生体代・手術・初期設備・ワクチン
成猫期(2〜10歳)9年間約15万円/年フード・消耗品・予防医療・保険料
高齢期(11〜15歳)5年間約25万円/年療法食・検診頻度増・加齢性疾患・保険料上昇
生涯総コスト15年約325万円〜(突発的医療費別)

325万円はあくまで「健康な個体の最低ライン」の試算です。HCM(肥大型心筋症)が発症した場合、対症療法の投薬(月5,000円〜1.5万円)や定期的な心エコー検査(1回1.5万〜3万円)が生涯続き、肺水腫などを併発して入院した場合は数日で10万〜20万円かかることもあります。

疾患リスクを加味すると、生涯費用は400万円を超えるシナリオも十分ありえます。

ラガマフィンの病気リスクと寿命について詳しく知りたい方は、ラガマフィンの寿命はなぜ短い?延ばす5つの秘訣と病気リスクも合わせて読んでみてください。

ラガマフィンの値段で後悔しないための、最終チェックリスト

ここまで読んでいただければ、「生体価格だけを比較することがいかに危険か」が伝わったと思います。

最後に、信頼できるブリーダーを見極めるための具体的なチェックポイントをまとめます。

信頼できるブリーダーを見極める4つのポイント

生体価格の交渉より先に、ブリーダーの「誠実さ」を確認することが、長い目で見た最大のコスト削減になります。

以下の4点は、問い合わせや見学時に必ず確認してください。

① 遺伝子検査(HCM・PKD)の書面開示

両親猫のHCMおよびPKD遺伝子検査が「陰性」であることを示す書面を開示しているかどうかは、最重要確認事項です。

検査費用を負担してその結果を開示しているブリーダーは、それだけ猫の健康に誠実に向き合っている証拠です。

「口頭で陰性だと言っている」は証明になりません。

書面の提示を求めてください。

② 親猫への面会の可否

良心的なブリーダーは、親猫の健康状態・性格・飼育環境を積極的に見せてくれます。

「親猫は見せられない」「写真しかない」という場合は、飼育環境や健康管理に問題がある可能性があります。

対面が難しい場合でも、ビデオ通話での確認を提案してくれるブリーダーは信頼できます。

③ ワクチン・健康診断書の有無

初回ワクチン接種済みであること、獣医師による健康診断書があることは、信頼できるブリーダーの基本条件です。

これらが揃っている個体は、引き渡し後すぐに追加の医療費が発生するリスクが低くなります。

④ HCMリスクを正直に説明してくれるか

信頼できるブリーダーの最大の特徴は、都合の悪いことも正直に話してくれることです。

「ラガマフィンはHCMのリスクがあるため、定期的な心エコー検査を推奨します」と自ら伝えてくれるブリーダーは、猫の健康と購入者の利益の両方を考えている証拠です。

逆に「うちの猫は完全に健康なので何の心配もない」と言い切るブリーダーは、むしろ注意が必要です。

なお、血統書の信頼性を確認する際は、国際的な猫の登録機関であるTICA(The International Cat Association)への登録有無を確認することも有効です(TICA公式サイト)。

ラガマフィンの値段と費用:後悔しないために知っておくべきこと

  • ラガマフィンの値段相場は生体価格10万〜35万円と幅広く、月齢・毛色・購入ルートによって大きく異なる
  • ラグドールと同根の品種でありながら、流通量はラグドールの約7分の1と希少性が高い
  • ペットショップより、ブリーダー直販の方が中間マージンがなく実質的に割安になるケースが多い
  • 生後6ヶ月以上の月齢経過個体の値下げは、必ずしも問題を意味するわけではない
  • 激安個体のリスクは「遺伝子検査未実施」「親猫非公開」「血統書が不明瞭」の3点で見極める
  • HCMやPKDが発症した場合、治療費は生体価格をはるかに超える可能性がある
  • 初年度の総費用は生体代20万円+約11万円(医療・設備・用品)で約31万円が目安
  • 年間の維持費は成猫期で約15万〜37万円、高齢期はさらに増加する
  • プレミアムフード代は月6,000円〜1万円、大型猫ゆえに一般猫より食費がかさむ
  • 長毛種のトリミングは年2回で3万〜5万円が相場となる
  • 15年間の生涯費用は健康な個体でも約325万円が目安であり、HCM発症シナリオでは400万円超も想定される
  • ペット保険は「掛け捨て」ではなく「資産防衛のための必須ツール」として検討を
  • 信頼できるブリーダーは、遺伝子検査結果・親猫・健康診断書の3点を透明性をもって開示してくれる
  • 生体価格が安いブリーダーより、検査コストを正直に価格に反映しているブリーダーを選ぶことが生涯コスト削減につながる
  • 性格面での飼育難易度が気になる方は、ラガマフィンの性格と飼育の注意点の記事も参考にしてください

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